なんだか歯が痛む、パートナーの歯ぎしりで眠れない、歯の色が気になる、虫歯ができやすい、歯の困りごとがある方は多いと思います。そのまま放っておかずにまず相談して原因、解決法を知ることが必要です。

歯磨きの後のデンタルフロスは重要

虫歯予防の基本は、毎日のセルフケアで行う歯磨きです。
虫歯は感染症で、口の中にいつもいる細菌に感染することで発症します。
口の中には種類も数も膨大な細菌が棲息していますが、そのうち特定の種類の細菌は食事をした時に口の中に入ってくる糖分を栄養源に増殖して酸を生成し、この細菌が作り出す酸により歯の表面が溶け出してしまう病気が虫歯です。

虫歯を予防するためには、細菌対策をして口の中が細菌にとって住みにくい環境にしていくことがポイントになります。
毎日の歯磨きの目的はプラークコントロールです。
プラークは食べ物や飲み物の糖分をエネルギー源にして増殖した虫歯の原因菌が塊となってコロニーを作ったもので、粘り気により歯の表面に付着します。

プラークは歯のいろいろな場所に付着するので、プラークコントロールではそれぞれの場所に合ったお掃除をすることが必要です。
多くの方の場合、歯磨きには歯ブラシを使っています。
歯ブラシは、歯の表面の比較的面積の広い部分に付着したプラークを取り除くのに適した道具です。

プラークは、歯の表面以外にも溜まります。
例えば歯と歯の並んでいる間の面です。
歯間には歯ブラシの毛先を当てることができないので、歯ブラシだけの歯磨きではプラークの除去率は60パーセント程度に留まってしまいます。
そこでデンタルフロスを使うと、プラークの除去率アップが可能です。

デンタルフロスは歯間のプラークコントロールのためのお掃除アイテムで、繊維でできた糸状のフロスを歯間に滑り込ませて使います。
虫歯予防の先進国と呼ばれるスウェーデンではセルフケアの必須アイテムとして使われているデンタルフロスですが、日本ではまだまだ普及率が低いのが現実です。

スウェーデンでは、早くから予防歯科の考え方が普及しています。
治療よりも普段の何ともない時から歯医者さんに定期検診に通い、予防のための指導を受けるのが一般的です。
日本でも、虫歯を予防したいと考えて指導を受けるために歯医者さんに通う人が増えています。
そのニーズに合わせて、日本でも予防歯科のクリニックが急増中です。

予防歯科では、毎日の歯磨きで歯ブラシと組み合わせてデンタルフロスを使い、歯ブラシだけでは除去できない部分のプラークを取り除くことの重要性を伝えています。
デンタルフロスは、正しく使うことで効果的に歯間のプラークが除去できるお掃除の補助具です。
材質や形態にはいろいろなタイプがあり、予防歯科では選び方やその方に合った使い方を教えてもらえます。

歯ブラシ・デンタルフロスに加え、スポットブラシと呼ばれる毛先が1点に集中した歯ブラシを使うと、歯と歯茎の境目や一番奥の歯の後ろ側などでさらに効率的なプラークコントロールが可能です。
デンタルフロスや歯ブラシ・スポットブラシを使う時には、力の入れ加減も大切です。
力を入れ過ぎた歯磨き方法では、歯ブラシの交換時期が早まってしまいます。
予防歯科で相談すると、歯ブラシを使う時の力加減や正しい圧で歯ブラシを使った場合の交換のタイミングなどのアドバイスももらえます。

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